中原中也 『深夜の峠にて』 私は茲で何も作文の稽古をしようとは思はない。 こまごまと情景を描いたりして諸君を退屈させようとは思はない。 然しかうして今私は峠の途中に蹲んでゐて、まことにしみじみとした気持だし、それとなく此の世の、何といはうか哀愁が思ひ遣られもするのだ。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア