中原中也 『その一週間』 此処の景色を私は好きである、坂は段々勾配を増し、酔つて夕陽に照らされてスタコラゆけば、まるで我が身か、我が身が運ぶ箱か分らず、多分今飲んだビールを運ぶ容器であるに相違なからう。 遠くに白い家と緑や赤の屋根がみえる。 まるで計算尺をでも置いたやうに。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア