中原中也 『引越し』 エレベーターに初めて乗つたのも、その夏である。 顔を見合せれば「神」や「義務」の話をする叔母を除いては、その夏休みは優に懐かしい夏休みであつた。 庭には沢山の花が咲いてゐたが、何の花であつたか、その色合ひだけしか覚えてをらぬ。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア