中原中也 『古本屋』 その通りを行き切つて、明るい旧通りへ出ると、そこから直ぐと近くにある、彼が三年前に屡々買つたり売つたりしてゐた古本屋に、チヨツと寄つてみようかといふ気が起つた。 「今晩は」と彼は云つた。 「あゝ、お珍しい……ま、お這入んなさい。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア