中原中也 『我が生活』 と、電車が濠端を走つてゐる時思ひ定めた、「でもまた観ないでしまふんだらうな」とそのすぐあとでは思ふのだつた。 明け放された窓からは初夏の風がサカンに頬や帽子の鍔に吹きつけてゐた。 それから二三日してからのことであつた。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア