中原中也 『山間秘話』 犬つころの悪魔の杓子野郎が、と彼女はわめいた。 もう一寸待つがいい、この図々しい奴、おまへの恥知らずに意趣返しせずになんぞゐられるものか! 彼女は囲炉裡の所から扉の陰に行つて、そこで見張りをしはじめた、兎はもう一ぺん引返すだらうと思ひながら。 中原中也の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア