左の手の平だけを惜気もなく氷のような泥だか岩だかへな土だか分らない上へぐしゃりと突いた時は、寒さが二の腕を伝わって肩口から心臓へ飛び込んだような気持がした。
それでカンテラを下へ着けまいとすると、右の手が顔とすれすれになって、はなはだ不便である。
どうしたもんだろうと、この姿勢のままじっとしていた。
左の手の平だけを惜気もなく氷のような泥だか岩だかへな土だか分らない上へぐしゃりと突いた時は、寒さが二の腕を伝わって肩口から心臓へ飛び込んだような気持がした。
それでカンテラを下へ着けまいとすると、右の手が顔とすれすれになって、はなはだ不便である。
どうしたもんだろうと、この姿勢のままじっとしていた。