中島敦 『李陵』 朔風は焔を煽り、真昼の空の下に白っぽく輝きを失った火は、すさまじい速さで漢軍に迫る。 李陵はすぐに附近の葦に迎え火を放たしめて、かろうじてこれを防いだ。 火は防いだが、沮洳地の車行の困難は言語に絶した。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア