それに彼は、李陵が必ずや戦死しているに違いないとも思っていたのである。
ただ、先ごろ李陵の使いとして漠北から「戦線異状なし、士気すこぶる旺盛」の報をもたらした陳歩楽だけは(彼は吉報の使者として嘉せられ郎となってそのまま都に留まっていた)成行上どうしても自殺しなければならなかった。
哀れではあったが、これはやむを得ない。
それに彼は、李陵が必ずや戦死しているに違いないとも思っていたのである。
ただ、先ごろ李陵の使いとして漠北から「戦線異状なし、士気すこぶる旺盛」の報をもたらした陳歩楽だけは(彼は吉報の使者として嘉せられ郎となってそのまま都に留まっていた)成行上どうしても自殺しなければならなかった。
哀れではあったが、これはやむを得ない。