中島敦 『李陵』 こうした打撃は、生来闊達だった彼の心に、年とともに群臣への暗い猜疑を植えつけていった。 李蔡・青霍・趙周と、丞相たる者は相ついで死罪に行なわれた。 現在の丞相たる公孫賀のごとき、命を拝したときに己が運命を恐れて帝の前で手離しで泣出したほどである。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア