あとで調べると二人の馬は狼どもに噛み裂かれて血だらけになっていた。
そういう一日ののち、夜、天幕の中で今日の獲物を羹の中にぶちこんでフウフウ吹きながら啜るとき、李陵は火影に顔を火照らせた若い蕃王の息子に、ふと友情のようなものをさえ感じることがあった。
天漢三年の秋に匈奴がまたもや雁門を犯した。
あとで調べると二人の馬は狼どもに噛み裂かれて血だらけになっていた。
そういう一日ののち、夜、天幕の中で今日の獲物を羹の中にぶちこんでフウフウ吹きながら啜るとき、李陵は火影に顔を火照らせた若い蕃王の息子に、ふと友情のようなものをさえ感じることがあった。
天漢三年の秋に匈奴がまたもや雁門を犯した。