中島敦 『李陵』 それから己は草の上に仰向けにねころんで快い疲労感にウットリと見上げる碧落の潔さ、高さ、広さ。 ああ我もと天地間の一粒子のみ、なんぞまた漢と胡とあらんやとふとそんな気のすることもある。 一しきり休むとまた馬に跨がり、がむしゃらに駈け出す。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア