漢人のふうをあくまで保とうとするなら、胡地の自然の中での生活は一日といえども続けられないのである。
かつて先代の且鞮侯単于の言った言葉を李陵は憶えている。
漢の人間が二言めには、己が国を礼儀の国といい、匈奴の行ないをもって禽獣に近いと看做すことを難じて、単于は言った。
漢人のふうをあくまで保とうとするなら、胡地の自然の中での生活は一日といえども続けられないのである。
かつて先代の且鞮侯単于の言った言葉を李陵は憶えている。
漢の人間が二言めには、己が国を礼儀の国といい、匈奴の行ないをもって禽獣に近いと看做すことを難じて、単于は言った。