中島敦 『李陵』 とにかく、李陵が悶々の余生を胡地に埋めようとようやく決心せざるを得なくなったころ、蘇武は、すでに久しく北海のほとりで独り羊を牧していたのである。 李陵にとって蘇武は二十年来の友であった。 かつて時を同じゅうして侍中を勤めていたこともある。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア