中島敦 『李陵』 はじめ捕えられたとき、いきなり自分の胸を刺した蘇武に、今となって急に死を恐れる心が萌したとは考えられない。 李陵は、若いころの蘇武の片意地を――滑稽なくらい強情な痩我慢を思出した。 単于は栄華を餌に極度の困窮の中から蘇武を釣ろうと試みる。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア