中島敦 『李陵』 列伝第七十太史公自序の最後の筆を擱いたとき、司馬遷は几に凭ったまま惘然とした。 深い溜息が腹の底から出た。 目は庭前の槐樹の茂みに向かってしばらくはいたが、実は何ものをも見ていなかった。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア