穏やかな老人の言葉と怡々たるその容に接している中に、子路は、これもまた一つの美しき生き方には違いないと、幾分の羨望をさえ感じないではなかった。
しかし、彼も黙って相手の言葉に頷いてばかりいた訳ではない。
「世と断つのはもとより楽しかろうが、人の人たるゆえんは楽しみを全うする所にあるのではない。
穏やかな老人の言葉と怡々たるその容に接している中に、子路は、これもまた一つの美しき生き方には違いないと、幾分の羨望をさえ感じないではなかった。
しかし、彼も黙って相手の言葉に頷いてばかりいた訳ではない。
「世と断つのはもとより楽しかろうが、人の人たるゆえんは楽しみを全うする所にあるのではない。