支那には長く渡っていた。
それは伯父自身がいう如く、国事を憂えて、というよりも、単に、そのロマンティシズムにエグゾティシズムにそそられたためといった方がいいのではないかと、高等学校時代の三造は考えていた。
この彷浪者魂は彼の一生に絶えずつきまとっていたように見える。
支那には長く渡っていた。
それは伯父自身がいう如く、国事を憂えて、というよりも、単に、そのロマンティシズムにエグゾティシズムにそそられたためといった方がいいのではないかと、高等学校時代の三造は考えていた。
この彷浪者魂は彼の一生に絶えずつきまとっていたように見える。