中島敦 『斗南先生』 伯父はやっと気がすんだような顔をして硝子窓の外に眼を外らせた。 駅について助手に荷物を運ばせている時、ふと三造は、伯父が運転手に何も聞かずに一円二十銭――たしかに、それは一円二十銭――払っているのを見た。 三造は驚いた。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア