中島敦 『斗南先生』 その時もすぐに、その封筒が部屋のすみの新聞紙の下から出て来た。 が、それは半分破れて取れていて、中には、これもやはり破れた十円紙幣が半分だけはいっていた。 伯父が反故とまちがえて自分で破って捨てたものであることは明らかであった。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア