利かない上体を、心持、枕から浮かすように務めながら目をけわしくして、衰えた体力を無理にふりしぼるように罵っている伯父の姿は全く悲惨であった。
そういう時、最初の看護婦は、――その女は二日ほどいたが堪えられずに帰ってしまった――後を向いて泣出し、二度目の看護婦は不貞腐れて外っ方を向いていた。
三造は、どうにもやり切れぬ傷ましい気持になりながら、何とも手の下しようが無かった。
利かない上体を、心持、枕から浮かすように務めながら目をけわしくして、衰えた体力を無理にふりしぼるように罵っている伯父の姿は全く悲惨であった。
そういう時、最初の看護婦は、――その女は二日ほどいたが堪えられずに帰ってしまった――後を向いて泣出し、二度目の看護婦は不貞腐れて外っ方を向いていた。
三造は、どうにもやり切れぬ傷ましい気持になりながら、何とも手の下しようが無かった。