そして、それを甚だしく嫌って、すべて、豊かさの感じられる(鋭さなどはその場合、ない方が良かった)ものへ、強い希求を感じていた。
この豊かさを求める三造の気持が、伯父自身の中に、――その人間の中に、その言動の一つ一つの中に見出される禿鷹のような「鋭い乏しさ」に出会って、烈しく反撥するのであろう。
彼はこんなことを考えながら、書続けて行った。
そして、それを甚だしく嫌って、すべて、豊かさの感じられる(鋭さなどはその場合、ない方が良かった)ものへ、強い希求を感じていた。
この豊かさを求める三造の気持が、伯父自身の中に、――その人間の中に、その言動の一つ一つの中に見出される禿鷹のような「鋭い乏しさ」に出会って、烈しく反撥するのであろう。
彼はこんなことを考えながら、書続けて行った。