中島敦 『光と風と夢』 起上り、乳母のカミイに扶けられ、毛布にくるまって窓際の椅子に腰掛ける。 カミイも少年と並んで掛け、咳の静まる迄、互いに黙って、じっと外を見ている。 硝子戸越に見るヘリオット通りはまだ夜のままで、所々に街灯がぼうっと滲んで見える。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア