カミイも少年と並んで掛け、咳の静まる迄、互いに黙って、じっと外を見ている。
硝子戸越に見るヘリオット通りはまだ夜のままで、所々に街灯がぼうっと滲んで見える。
やがて車の軋る音がし、窓の前をすれすれに、市場行の野菜車の馬が、白い息を吐き吐き通って行く。
カミイも少年と並んで掛け、咳の静まる迄、互いに黙って、じっと外を見ている。
硝子戸越に見るヘリオット通りはまだ夜のままで、所々に街灯がぼうっと滲んで見える。
やがて車の軋る音がし、窓の前をすれすれに、市場行の野菜車の馬が、白い息を吐き吐き通って行く。