中島敦 『光と風と夢』 此の絶望は、余りに内省的な彼の上に奇妙な形となって顕れた。 幾回かの争の後、彼は最早息子を責めようとせず、ひたすらに我が身を責めた。 彼は独り跪き、泣いて祈り、己の至らざる故に倅を神の罪人としたことを自ら激しく責め、且つ神に詫びた。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア