夏目漱石 『坑夫』 ところをまた右へ廻り込むと、一間ばかり先が急に薄明るく、縦にも横にも広がっている。 その中に黒い影が二つあった。 自分達がその傍まで近づいた時、黒い影の一つが、左の足と共に、精一杯前へ出した力を後へ抜く拍子に、大きな箕を、斜に抛げ返した。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア