夏目漱石 『坑夫』 しかし依然として足は前へ出なかった。 ただ眼だけが、露で光った薄暗い向うの壁を伝わって、下の方へ、しだいに落ちて行くと、約一間ばかりは、どうにか見えるが、それから先は真暗だ。 真暗だからどこまで視線に這入るんだか分らない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア