その時、うっすらと眼覚めかけた私の意識に、遠方から次第に大きくなりつつ近づいて来る火の玉の様に、ピシャリと飛付いたのは、――あとから考えると全く不思議だが、私は、地面に倒れていた間中、ずっと、自分がエディンバラの街にいるものと感じていたらしいのだ――「ここはアピアだぞ。
エディンバラではないぞ」という考であった。
此の考が閃くと、一時はっと気が付きかけたが、暫くして再び意識が朦朧とし出した。
その時、うっすらと眼覚めかけた私の意識に、遠方から次第に大きくなりつつ近づいて来る火の玉の様に、ピシャリと飛付いたのは、――あとから考えると全く不思議だが、私は、地面に倒れていた間中、ずっと、自分がエディンバラの街にいるものと感じていたらしいのだ――「ここはアピアだぞ。
エディンバラではないぞ」という考であった。
此の考が閃くと、一時はっと気が付きかけたが、暫くして再び意識が朦朧とし出した。