街道の果迄見渡しても人一人見えなかった。
道の右側は、甘蔗畑が緑の緩やかな起伏を見せてずっと北迄続き、その果には、燃上る濃藍色の太平洋が雲母末のような小皺を畳みながら、円く大きく膨れ上っていた。
青焔に揺れる大海原が瑠璃色の空と続くあたりは、金粉を交えた水蒸気にぼかされて白く霞んで見えた。
街道の果迄見渡しても人一人見えなかった。
道の右側は、甘蔗畑が緑の緩やかな起伏を見せてずっと北迄続き、その果には、燃上る濃藍色の太平洋が雲母末のような小皺を畳みながら、円く大きく膨れ上っていた。
青焔に揺れる大海原が瑠璃色の空と続くあたりは、金粉を交えた水蒸気にぼかされて白く霞んで見えた。