中島敦 『光と風と夢』 この熱帯の白い道に痩せ衰えた影を落して、とぼとぼと歩み行くお前は? 水の如く地上に来り、やがて風の如くに去り行くであろう汝、名無き者は? 俳優の魂が身体を抜出し、見物席に腰を下して、舞台の自分を眺めているような工合であった。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア