(他の世界――行為の世界は病弱な自分に対して閉されていたから、などというのは、卑怯な遁辞であろう。
一生病床にいても、猶、修業の途はある。
勿論、そうした病人の達成する所のものは、余りに偏ったものになりがちだが)自分は余りにも物語道(その技巧的方面)にのみ没入し過ぎてはいなかったか?
(他の世界――行為の世界は病弱な自分に対して閉されていたから、などというのは、卑怯な遁辞であろう。
一生病床にいても、猶、修業の途はある。
勿論、そうした病人の達成する所のものは、余りに偏ったものになりがちだが)自分は余りにも物語道(その技巧的方面)にのみ没入し過ぎてはいなかったか?