曾て大嫌いだった・之からも好きにはなれまい(というのは、今、南海の我が乏しき書庫に其の作物が一冊も並んでいないからだが)あのワイマアルの宰相のことを、ひょいと思う。
あの男は、少くともスウプのだしがらではない。
いや、逆に、作品が彼のだしがらなのだ。
曾て大嫌いだった・之からも好きにはなれまい(というのは、今、南海の我が乏しき書庫に其の作物が一冊も並んでいないからだが)あのワイマアルの宰相のことを、ひょいと思う。
あの男は、少くともスウプのだしがらではない。
いや、逆に、作品が彼のだしがらなのだ。