中島敦 『盈虚』 三度合図をしても、ただ黒い幕がごそごそ揺れるばかりである。 太子の妙なそぶりに夫人は気が付いた。 太子の視線を辿り、室の一隅に怪しい者の潜んでいるを知ると、夫人は悲鳴を挙げて奥へ跳び込んだ。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア