中島敦 『盈虚』 平野の打続く衛の風景とは凡そ事変った・山勝ちの絳の都に、侘しい三年の月日を送った後、太子は遥かに父衛侯の訃を聞いた。 噂によれば、太子のいない衛国では、已むを得ず蒯聵の子・輒を立てて、位に即かせたという。 国を出奔する時後に残して来た男の児である。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア