中島敦 『盈虚』 戚の城に入るのでさえ、喪服をまとい父の死を哭しつつ、土地の民衆の機嫌をとりながらはいらなければならぬ始末であった。 事の意外に腹を立てたが仕方が無い。 故国に片足突っ込んだ儘、彼は其処に留まって機を待たねばならなかった。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア