余り裕かでない生活の中から莫大な費用を割いて、堂々たる雞舎を連ね、美しく強い雞共を養っていた。
孔叔圉が死に、其の未亡人で蒯聵の姉に当る伯姫が、息子の悝を虚器に擁して権勢を揮い始めてから、漸く衛の都の空気は亡命太子にとって好転して来た。
伯姫の情夫・渾良夫という者が使となって屡々都と戚との間を往復した。
余り裕かでない生活の中から莫大な費用を割いて、堂々たる雞舎を連ね、美しく強い雞共を養っていた。
孔叔圉が死に、其の未亡人で蒯聵の姉に当る伯姫が、息子の悝を虚器に擁して権勢を揮い始めてから、漸く衛の都の空気は亡命太子にとって好転して来た。
伯姫の情夫・渾良夫という者が使となって屡々都と戚との間を往復した。