此の太子疾と、大夫に昇った渾良夫とだけが、荘公にとっての腹心といってよかった。
或夜、荘公は渾良夫に向って、先の衛侯輒が出奔に際し累代の国の宝器をすっかり持去ったことを語り、如何にして取戻すべきかを計った。
良夫は燭を執る侍者を退席させ、自ら燭を持って公に近付き、低声に言った。
此の太子疾と、大夫に昇った渾良夫とだけが、荘公にとっての腹心といってよかった。
或夜、荘公は渾良夫に向って、先の衛侯輒が出奔に際し累代の国の宝器をすっかり持去ったことを語り、如何にして取戻すべきかを計った。
良夫は燭を執る侍者を退席させ、自ら燭を持って公に近付き、低声に言った。