良夫は燭を執る侍者を退席させ、自ら燭を持って公に近付き、低声に言った。
亡命された前衛侯も現太子も同じく君の子であり、父たる君に先立って位に在られたのも皆自分の本心から出たことではない。
いっそ此の際前衛侯を呼戻し、現太子と其の才を比べて見て優れた方を改めて太子に定められては如何。
良夫は燭を執る侍者を退席させ、自ら燭を持って公に近付き、低声に言った。
亡命された前衛侯も現太子も同じく君の子であり、父たる君に先立って位に在られたのも皆自分の本心から出たことではない。
いっそ此の際前衛侯を呼戻し、現太子と其の才を比べて見て優れた方を改めて太子に定められては如何。