中島敦 『盈虚』 自由な無礼講のこととて、別に剣を外しもせずに食卓に就き、食事半ばにして暑くなったので、裘を脱いだ。 此の態を見た太子は、いきなり良夫に躍りかかり、胸倉を掴んで引摺り出すと、白刃を其の鼻先に突きつけて詰った。 君寵を恃んで無礼を働くにも程があるぞ。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア