身體を二つに切斷されると、直ぐに、切られた各〻の部分が互ひに鬪爭を始める蟲があるさうだが、自分もそんな蟲になつたやうな氣がする。
といふよりも、未だ切られない中から、身體中が幾つもに分れて爭ひを始めるのだ。
外に向つて行く對象が無い時には、我と自らを噛み、さいなむより、仕方がないのだ。
身體を二つに切斷されると、直ぐに、切られた各〻の部分が互ひに鬪爭を始める蟲があるさうだが、自分もそんな蟲になつたやうな氣がする。
といふよりも、未だ切られない中から、身體中が幾つもに分れて爭ひを始めるのだ。
外に向つて行く對象が無い時には、我と自らを噛み、さいなむより、仕方がないのだ。