夏目漱石 『坑夫』 五つ六つ角を曲って、下りたり上ったり、がたつかせているうちに、初さんは見えなくなった。 と思うと、何とかして、何とか、てててててと云う歌を唄う。 初さんの姿が見えないのに、初さんの声だけは、坑の四方へ反響して、籠ったように打ち返してくる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア