中島敦 『セトナ皇子(仮題)』 古書を拡げている中に、ひょいと或る不安が彼の心を掠めた。 はじめは、その正体が分らなかった。 何でも彼の今迄蓄えた全智識の根柢をゆるがせるような不安である。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア