中島敦 『セトナ皇子(仮題)』 不安の因になったのは、これだった。 この考えが浮んだ時、奇怪な不安の翳が、心を掠めたのである。 何を馬鹿馬鹿しい、とはじめは嗤い棄てようとしたセトナ王子も、暫く考えている中に、この疑問が決して馬鹿にならないのに気がついた。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア