中島敦 『プウルの傍で』 そろそろ夕方らしい透った藍色が加わって、その隅っこに、黄色く陽に染った小さな雲の一片が浮いていた。 彼はフウーッと息をはいた。 生ぬるい水が耳のあたりをぴちゃぴちゃ音をたてながら、くすぐっていた。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア