中島敦 『プウルの傍で』 夜になって、街に灯がはいり出すと、どうにも彼はじっとしてはいられなかった。 彼は顔の面皰を気にしながら、こっそりと継母の美顔水をつけたりして、ふらふらと街へ出て行った。 何か空気の中に胸のふくらむものがはいってでもいるかのようであった。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア