中島敦 『プウルの傍で』 彼は顔の面皰を気にしながら、こっそりと継母の美顔水をつけたりして、ふらふらと街へ出て行った。 何か空気の中に胸のふくらむものがはいってでもいるかのようであった。 飾窓の装飾も、広告燈も、朝鮮人の夜店も、灯の光の下では、すべてが美しく見えた。 中島敦の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア