夏目漱石 『坑夫』 この病院の、この診察場の、この薬品の、この臭いまでが夢のような不思議になる。 元来この椅子に腰を掛けている本人からしてが、何物だかほとんど要領を得ない。 本人以外の世界は明瞭に見えるだけで、どんな意味のある世界かさっぱり見当がつかない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア