お手紙に依ると、君は、マア坊が泣いた事なんか、少しも問題ではないが、竹さんの、「うち、気がもめる」が、大事件だ、というお説のようだが、それは僕だって考えてみたさ。
マア坊が僕のところへ来て、なやみがあるのよ、なんて言って泣いた事に就いて、「うち、気がもめる」というのは、すなわち、竹さんが僕に前から思召しがある証拠ではなかろうか、とばかな自惚れを起したいところだが、僕には、みじんもそんな気持が起らない。
竹さんは、なりばかり大きくて、ちっともお色気の無い人だ。
お手紙に依ると、君は、マア坊が泣いた事なんか、少しも問題ではないが、竹さんの、「うち、気がもめる」が、大事件だ、というお説のようだが、それは僕だって考えてみたさ。
マア坊が僕のところへ来て、なやみがあるのよ、なんて言って泣いた事に就いて、「うち、気がもめる」というのは、すなわち、竹さんが僕に前から思召しがある証拠ではなかろうか、とばかな自惚れを起したいところだが、僕には、みじんもそんな気持が起らない。
竹さんは、なりばかり大きくて、ちっともお色気の無い人だ。