太宰治 『パンドラの匣』 僕は、ごはんを食べながら、つくづくとお膳の隅の、その藤娘と称する二寸ばかりの高さの竹細工の人形を眺めたが、見れば見るほど、まずい人形だった。 どうも趣味がわるい。 これは駅の売店で埃をかぶって店ざらしになっていたしろものに違いない。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア