太宰治 『パンドラの匣』 足、お拭き。 竹さんは立ち上り、流しで雑巾をじゃぶじゃぶ洗い、それからその雑巾を持って僕の傍へ来てしゃがんで、僕の右の足裏も、左の足裏も、きゅっきゅと強くこするようにして拭いてくれた。 足だけでなく、僕の心の奥の隅まで綺麗になったような気がした。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア